京の路地から From Kyoto with Love

Why don't you visit Kyoto to meet something new? 京都は私の空気、水のようなもの。新しい京都、古い京都。その中で、日々綴った、現代の枕草子。

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Location: 京都市, 京都府, Japan

悪戯な好奇心の猿一匹、飼っています。Keeping a curious monkey in my mind.

May 15, 2006

瞳 gaze


 Impressed deep are wordless emotions. 
 問答を越えた、と言うか・・・。言葉のない世界を、誰しも通ってきているのですが、もうその時代を思い起こすことは、ほとんど不可能です。それは人類の歴史にも、個人の成長の中にもある、原始の世界です。そこでは、ネコはネコでなく、私もあなたもありませんでした。子供が言葉をいい違えたときに、すかさず糾すことは正しいことでしょうか? 私は、その子供の表現で、話し合うことの方を選びたいと思っています。高島屋がタカシヤマでも、その子の未来の栄光には、一向にかまわないことです。
 ペットショップのロシアン・ブルーが投げかけてきた視線に、言葉にならないものを感じました。可愛いでもなく、うれしいでもなく、楽しいでもなく、・・・何とも表現できない、あるものです。そんなご経験、ありませんか? そのとき私たちは、生まれ落ちた後の、あの短い、幸せな原始へと帰っているのだと思います。

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