京の路地から From Kyoto with Love

Why don't you visit Kyoto to meet something new? 京都は私の空気、水のようなもの。新しい京都、古い京都。その中で、日々綴った、現代の枕草子。

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Location: 京都市, 京都府, Japan

悪戯な好奇心の猿一匹、飼っています。Keeping a curious monkey in my mind.

Feb 2, 2010

阪急がなくなる

 周知の通り、京都四条河原町の阪急百貨店がなくなります。寂しい。有楽町の西武が閉店するというニュースに驚いたばかりなので、お前もかよ、という感じです。が、有楽町の百貨店よりも、ずっと身近な話です。毎日見て、前を通っているお店だしね。河原町駅は阪急電鉄の駅だし、その阪急が撤退するなんて、考えてもみなかったなあ。百貨店の景気って、本当深刻なんだ。そう言えば、婦人服売り場なんて、いつも店員がお茶を挽いてるし、百貨店って、年がら年中いつ行ってもバーゲンやってるよね。

 大阪梅田の阪急百貨店のなくなった家族食堂は、カレーが名物でした。それと、1929年の世界恐慌の頃、日本でも景気が底をついて、ご飯だけを注文してソースをかけて食べる人が多かったそうです。そんな折、同食堂では福神漬を無料で食べ放題で提供したそうです。その阪急も、今回の不景気ばかりは、もちこたえることが、叶わなかった、ということでしょうか。

 そう言えば、私自身も、買い物は主に向かいの高島屋でしていて、阪急ではしなかったなあ。売り場が狭くて、女性中心の品揃えだったしね。以前地下が食品売り場だったころは、よく利用していたんだけど、食品売り場がなくなって、GAPが入って、そのGAPも外に独立して開店して出て行ったし、それ以来、あまり行かなかったなあ。それにせこい話ですが、阪急はポイントもいまいちだった。高島屋は8%!というポイントで人気だし、四条烏丸にある大丸さんは、買い物をしなくても、行っただけでつく「ご来店ポイント」が評判です。阪急も「わくわくクラブ」に入会すると、ご来店ポイントがもらえたのですが、この店舗だけのサービスだったのと、一回のポイントがわずか3ポイント(阪急は10ポイント)で、なかなか貯まらないので、貯めている間に有効期限が切れてしまって無駄になることが多かった。

 フランク永井が、有楽町のそごう百貨店を宣伝して歌った、「有楽町で逢いましょう」の時代とは、百貨店のイメージが変わってしまったのでしょうね。当時はデパートとかシネマというだけで、何だかステイタスを感じたのでしょうが、今は、ユニクロですかね。阪急の後に何が入るのか、もう決まっているようですが、私個人としては、「H&M」のような企業に入ってもらいたいです。東京や大阪資本の安物屋さんや、巨大薬局や電気屋さんには、ご遠慮願いたいと思います。

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