京の路地から From Kyoto with Love

Why don't you visit Kyoto to meet something new? 京都は私の空気、水のようなもの。新しい京都、古い京都。その中で、日々綴った、現代の枕草子。

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Location: 京都市, 京都府, Japan

悪戯な好奇心の猿一匹、飼っています。Keeping a curious monkey in my mind.

Oct 18, 2011

無教養なBS朝日、三越の堕落

 BS朝日のドキュメンタリー番組で、水上勉さんの名前を、「みなかみつとむ」と言っていたのに驚いた。正しくは「みずかみつとむ」さんです。人名を読み違えるとは失礼千万、と思って番組にメールを送ったら、これまたお粗末な返事がきた。あまりに誤読が多いので、水上さんも両方の読みを容認していた、とか言い訳してきた。マスコミだろ? 聴いた中高生が、間違えて覚えるとは思わないのかなあ。それに間違いが多いからと本人が容認しているから、マスコミがその間違いにならっていいことには断じてならないと思うのですがね。アナウンサーの教育というか、採用というか、いい加減さが滲み出ている話です。

 そのBS朝日がまた、今朝のニューヨークをテーマにしたドキュメンタリー番組で無教養をさらけだしていて、もう救いようのない状況。今朝の番組では、ヘミングウェイの小説のタイトル「日はまた登る」を使ったのですが、これが不適切で、「日はまた」の「また」を英語のagainだと勘違いしているとしか思えない。実際の英語のタイトルは、The sun also rises で聖書の言葉です。多分作品を読んだことのない無教養なスタッフがスクリプトを書いたものと思われますが、ひどい話です。上役がスティーブ・ジョブズだったら、即解雇に間違いない。というか、マスコミというところは、結構教養がなくてもやっていけるということがわかります。

 三越のお粗末な話。最近「寒暖計」を探して百貨店を回ったところ、「寒暖計」が業界では死語になっていて、通じない。梅田三越の受付では全くわかってもらえなかった。三越ともあろう百貨店が、と寂しい思いがした。商品知識なしで受付が務まるのかと。これについては梅田大丸も同様だった。やはり寒暖計は死語なのですね。通じたのは梅田の阪神百貨店でした。すぐに売り場を案内してくれて、売り場の係員も直ちに商品を見せてくれて、品揃えも多かった。そもそも寒暖計をおくお店が少なくなっていて、だから店員も知らないのだろうというのが結論です。しかし、日本を代表する(と思っていました)百貨店の受付を任された店員が、寒暖計という言葉を知らないとは、恐れ入りました。

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