京の路地から From Kyoto with Love

Why don't you visit Kyoto to meet something new? 京都は私の空気、水のようなもの。新しい京都、古い京都。その中で、日々綴った、現代の枕草子。

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Location: 京都市, 京都府, Japan

悪戯な好奇心の猿一匹、飼っています。Keeping a curious monkey in my mind.

Nov 26, 2008

宝石

 いくら煌びやかに輝いていても、そんな大きなガラス玉になるよりも、 0.0000・・・・01 カラットでもいいから、本物のダイヤモンドになりたい、昔そう思いました。その思いは、多分まだ実現していません。人を見ていても、立派な地位にあったり、綺麗に着飾っていたり、お金をたくさん持っていたりと、目を見張る人は多いのですが、やっぱり、どこかその人にしかない、キラリと光る何かを持っている人が魅力的です。そんな自分になりたい、そんな人に出会いたい、そう思って、はや半世紀を生きています。
 多分、誰もが生まれながらに、ダイヤモンドを持っているのだと思う。それがいつか、どういう訳か、人に奪われるのか、投げ捨ててしまうのか、知らない間に失われていきます。大きくなっても、俗世の垢にまみれても、何か、美しい心映えを失わない人は、確かにいます。ピーター・パンは、そんな心の宝石を失うことを拒否して、いつまでも子供のままです。まるでピーターの心が妖精に変じて飛び出したのかと見紛う、宝石のようなティンカーベルを従えて。ちょっと前にプリプリで知られるグループが「ダイヤモンド」というヒットを飛ばしました。あの歌があれだけヒットした背景は、やっぱり誰もが、自分の中に、そして、自分と他の人との関係の中に、かけがえのない何かを見つけたいと願っているからなのだろうなあ、と考えさせられました。
 あなたはダイヤモンドですか?

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