京の路地から From Kyoto with Love

Why don't you visit Kyoto to meet something new? 京都は私の空気、水のようなもの。新しい京都、古い京都。その中で、日々綴った、現代の枕草子。

Name:
Location: 京都市, 京都府, Japan

悪戯な好奇心の猿一匹、飼っています。Keeping a curious monkey in my mind.

Feb 9, 2010

ティー・パーティー

 アメリカでは、今「ティー・パーティー」が盛んです。別にお茶を飲んでいるわけではありませんが、ある Movement をさす言葉で、今年のワードになりそうです。

 そもそもの「ティー・パーティー」はアメリカ独立の前夜、1773年12月16日に、「セント・アンドルーズ・ロッジ」 に属するフリーメイソンが、ボストン港に停泊しているイギリス船で開かれた 「茶会」 において、インディアンに変装して東インド会社の茶箱342箱(金額にして1万 5000ポンド)を海中に投げ捨てた、という事件でした。もちろん本当の茶会があったわけではありません。ボストン湾をティー・ポットにみたてての「ティー・パーティー」を企てた、というわけです。面白い表現ですね。(フリーメーソンは必ず、いずれかのロッジに所属していますから、「セント・アンドルーズ・ロッジ」 に属する、ということになります。)

 ボストン茶会事件の2年後、またもや、フリーメイソンの英雄が登場します。砂糖の増税を機に、イギリス本国に対する大規模な抗議運動が始まったアメリカに向けて、イギリス軍は、1775年4月19日の深夜、海路襲ってきました。「セント・アンドルーズ・ロッジ」 に属するフリーメイソンであったポール・リビアは、イギリス軍の行動を察知し、オールド・ノース教会にある鐘を鳴らし、さらに、仲間にこのことを知らせるため、真夜中の道をレキシントンへ馬を走らせました。リビアの活躍によってマサチューセッツの愛国派はイギリス軍に大きな打撃を与えます。これによって、リビアは一躍合衆国独立の英雄となり、ボストンのリビアの家には、今でも多くの観光客が訪れ、独立戦争を偲んでいます。
http://www.juen.ac.jp/shakai/beinichi/theme/cyu/cyu2.html

 同じくフリーメーソンでであり、アメリカ独立の功労者である、ジョージ・ワシントンや、ベンジャミン・フランクリンや、独立宣言を起草したトーマス・ジェファーソン等のことは、日本人も少しは知っているのですが、アメリカでは中学生でも知っているポールリビアのことは、知らない人が多いのではないでしょうか? 海のこちら側では、鳩山一郎氏は日本のフリーメーソンの草分けです。鳩山兄弟もメーソンだろうと言われています。「友愛」がフリーメーソンの3つの美徳の一つであることが、その根拠なのだと思います。最近では、小沢氏までがメーソンではないかという噂が囁かれています。同じくメーソンだといわれる、オバマ(大統領に当選した直後にフリーメーソンのパーティーに出席しています)との会談が準備されているとも言われており、それが真実だとするならば、フリーメーソンが歴史を動かしている、という憶測もまんざら「とんでも話」でもないのかも知れません。戦後の日本では、GHQのマッカーサーがフリーメーソンで、日本にもロッジが作られました。「日本国憲法」にもフリーメーソンの息がかかっているわけです。

 「友愛」の他に、「自由」と「平等」もメーソンリーの信条です。フランス革命を先導したのもフリーメーソンでしたから、その三色国旗もこの3つを象徴しています。フランス革命が飛び火して、アメリカ独立革命を導いたことは世界史の常識です。ただし、フリーメーソンは政治結社ではなく、個人の友愛団体なので、歴史の表に出ることはありません。フランクリンもフランスに渡って、メーソンになり、同地の先進的なメーソンとの交流を深めますが、フリーメーソンとして、アメリカ革命を実践したのではないということです。

 全く関係ないですが、今でも超かっこいいこの映像・・
http://www.youtube.com/watch?v=iuCipmyk_Fw&fmt=18

Labels:

0 Comments:

Post a Comment

Subscribe to Post Comments [Atom]

<< Home