京の路地から From Kyoto with Love

Why don't you visit Kyoto to meet something new? 京都は私の空気、水のようなもの。新しい京都、古い京都。その中で、日々綴った、現代の枕草子。

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Location: 京都市, 京都府, Japan

悪戯な好奇心の猿一匹、飼っています。Keeping a curious monkey in my mind.

Oct 12, 2010

浅草初心者グルメ、この三軒

 浅草が好きです。もう往年の花の都の下町風情はありませんが、現在の賑わいにも、東京の他の観光地とは一味違う「江戸の良さ」が生きています。
http://www.flickr.com/photos/7294954@N02/5074630239/

 浅草で食べる、お茶する際に、慣れた人ならすでにお馴染みのお店があると思いますが、初心者の浅草入門的レポートを書いてみます。

 まずお昼を食べます。東京と言えば、なんと言っても「そば」でしょう。
 雷門の前の信号を渡って、雷門を背にまっすぐ歩いた右手に「並木藪蕎麦」(03-3841-1340)というお店があります。創業1913年。行列は覚悟を、並んででも食べたい。「ここのソバを食べずして江戸(東京)のソバを語るなかれ」と言う人もいます。ざるとかけそれぞれ700円。おつまみのてんぷら(1300円)もあります。ざるのつけ汁は濃い目で、浸して食べると辛い、付けて食べましょう。かけは東京風の黒い汁に白ねぎがパラパラ。そばがうまい、汁がうまい。お店はやや暗いですが清潔感あり。大正レトロの店内にきびきびと働く割烹着の店員さんたちが、江戸の気風を感じさせて気持ちがいい。気配りは周到なのに、余分なおしゃべりをしないところがプロです。木曜が定休で、19:30までの営業なので、夕食には向かないかも知れません。
http://www.01ch.com/gourmet/namiki-yabu.html
http://www.geocities.co.jp/Foodpia/2329/tawagoto/sobayadeikou.html
http://www.tokyo-kurenaidan.com/yabu1.htm

 次に夕食には、雷門右手の「三定(さんさだ)」(03-3841-3400)の天ぷら。天保八年、三河の定吉さんが開祖というわけで「三定」。創業160年、東京で一番古い天ぷら屋さんです。お店に入ると、まず2階に通されて、靴を脱いでお座敷に案内されます。メニューを見ると、お店の構えの割りにお値段は普通です。所謂天ぷら定食が、1500円(吾妻橋)から食べられます。天丼は1380円から。定食の卵焼きが、お母さんの卵焼き然として、焦げ目があって、甘さ控えめで懐しおいしい。天ぷらもお母さんが作ったような外観ですが、これがおいしい。とにかくおいしい。脂っこくなく、後味さわやかで、胃にもたれません。茄子が絶品でした。さすが東京です。
http://www.tempura-sansada.co.jp/

 浅草でお茶するときの定番はオレンジ通りを入ったところ右手の「アンヂェラス」(03-3841-2208 )です。昭和21年創業で、山小屋風の創り。「渋い」の一言です。店内は三階まであります。やや狭い感がありますが、十分寛げます。川端康成や池波正太郎、手塚治虫さん達が通ったお店だと言われたら、なるほどね、という感じがします。メニューでは店名と同じ「アンヂェラス」がお勧めです。バタークリーム巻きにチョコレートをカバーした小ぶりのケーキで、白と黒があって白が絶妙(320円)。お店は不定休です。お店を出て、すぐ隣の路地から東京スカイツリーが見えます。
http://www.asakusa-umai.ne.jp/umai/angelus.html
http://zyunnkissa.blog85.fc2.com/blog-entry-71.html

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