山崎のフワフワパン
パンが好きです。コースでの選択はいつもパン。だらだらと、コーヒーが出てきても食べてる。どちらかというと、真っ白なパンよりも、ライ麦パンのような色のついたものが好きです。ロシア人かよ!それと、流行のフワフワ・パンよりも、少し粗めの食感のあるものが好みです。ツンと匂う穀物の田舎臭い香りが大好きです。かつて学生時代に、50日間ヨーロッパを貧乏旅行をしたときに、パリの街角で買って食べた焼きたてのパンが、安かったけれど、本当に美味しかった。ま、普段ろくなもの食ってなかったからね。
写真家でもある西川治さんという作家が、「世界ぐるっと朝食紀行」(新潮文庫)の中で、ホブスというモロッコのパンについて、「このパンを食べたら日本のフワフワのパンでは物足りなくなる」(p36)と書いておられます。このご意見は、パン好きの私としては、実に正しいと思う。本来パンとは、そういう食品だと思っています。パリっという、あの穀物の食感こそ、パンの命だと思います。
では、何故、山崎のパンはあんなにフワフワで、日本人はあの味が好きなのでしょうか? あのフワフワな食感を作っているのは、「臭素酸カリウム」という添加物です。この添加物は、1950年代に農薬として登録された除草剤である「塩素酸塩」と同系の化合物で、植物の細胞を破壊します。細胞壁というか、細胞膜を破壊するからフワフワになる、ということだと思います。「塩素酸塩」は、ラットの実験で、腎細胞腫瘍、腹膜中皮腫などが確認された発癌物質だということです。毒性が強く、変異源性、催奇形性があるため、他のメーカーは使用していません。食品添加物として認可されていますから、違法性はないそうですが、製品として出荷前に、「臭素酸カリウム」が残留しないことが義務付けられています。とは言っても、残留の有無をを確かめることができない我々が、毎朝自分で、あるいは子供に食べさせるのはどうか、と考えさせられるところです。何故、私たち日本人は、毎日食べるパンにまで添加物を加えなければ満足できないのでしょうか?因みにコンビニのサンドイッチには、50種もの添加物が加えられているそうで、ちょっとやそっとでは、野菜は変色しないし、パンにもカビが生えません。恐ろしいですね。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/e-pan/colume/kbro3.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AD%E7%B4%A0%E9%85%B8%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E8%A3%BD%E3%83%91%E3%83%B3
http://www.yamazakipan.co.jp/brand/02_03.html
「鯛という名のマンボウ、アナゴという名のウミヘビ」(吾妻博勝、晋遊舎ブラック新書、p11)
添加物がどうのこうの、という前に、パンというもの、についてもう一度考えてみなければならないのだと思う。柔らかければいいってもんじゃあねえだろ?っと、私は思っています。本当のパンとはどういうものであるかを知って、それを正しく味わえてこそ、真のパン好きになれると思うのです。
京都にはパン屋さんが多い。街には必ず一軒は、自家製のベーカリーがあります。近所に何軒かのパン屋さんが並んでいる地域もあります。京都は、添加物を入れて、無理に柔らかくしたパンを、ありがたがらない土地柄なのです。私の好きなパンは、志津屋さんの「カルネ」です。丸いパンを半分に割って、ハムとスライスした玉ネギを挟んだ、単純なものですが、これがおいしい。他のパン屋さんが作った、似たようなパンを買ったこともありますが、私は志津屋さんが一番だと思っています。1個140円。京都駅の八条口にもお店がありますから、新幹線に乗る前に買っておくと、小腹が空いたときに助かります。
http://www.sizuya.co.jp/top.html
バンクーバー、川口悠子、残念。
中国の申雪、趙宏博は、美しく、涙が出るほど完璧でした。あの演技の裏には、国の威信を賭け、自分の信念を貫いて、微塵の妥協も許さない、血の滲む孤独の練習の日々を想わせます。中国という国が、「美」でも「技」でも本物の世界水準であることを示しています。マスコミにチヤホヤされる、日本の選手団には、学んで欲しいところです。「チッ、ウッセーナ」なんて、恥の極みです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B3%E9%9B%AA
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100216/oai1002161653012-n1.htm
写真家でもある西川治さんという作家が、「世界ぐるっと朝食紀行」(新潮文庫)の中で、ホブスというモロッコのパンについて、「このパンを食べたら日本のフワフワのパンでは物足りなくなる」(p36)と書いておられます。このご意見は、パン好きの私としては、実に正しいと思う。本来パンとは、そういう食品だと思っています。パリっという、あの穀物の食感こそ、パンの命だと思います。
では、何故、山崎のパンはあんなにフワフワで、日本人はあの味が好きなのでしょうか? あのフワフワな食感を作っているのは、「臭素酸カリウム」という添加物です。この添加物は、1950年代に農薬として登録された除草剤である「塩素酸塩」と同系の化合物で、植物の細胞を破壊します。細胞壁というか、細胞膜を破壊するからフワフワになる、ということだと思います。「塩素酸塩」は、ラットの実験で、腎細胞腫瘍、腹膜中皮腫などが確認された発癌物質だということです。毒性が強く、変異源性、催奇形性があるため、他のメーカーは使用していません。食品添加物として認可されていますから、違法性はないそうですが、製品として出荷前に、「臭素酸カリウム」が残留しないことが義務付けられています。とは言っても、残留の有無をを確かめることができない我々が、毎朝自分で、あるいは子供に食べさせるのはどうか、と考えさせられるところです。何故、私たち日本人は、毎日食べるパンにまで添加物を加えなければ満足できないのでしょうか?因みにコンビニのサンドイッチには、50種もの添加物が加えられているそうで、ちょっとやそっとでは、野菜は変色しないし、パンにもカビが生えません。恐ろしいですね。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/e-pan/colume/kbro3.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AD%E7%B4%A0%E9%85%B8%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E8%A3%BD%E3%83%91%E3%83%B3
http://www.yamazakipan.co.jp/brand/02_03.html
「鯛という名のマンボウ、アナゴという名のウミヘビ」(吾妻博勝、晋遊舎ブラック新書、p11)
添加物がどうのこうの、という前に、パンというもの、についてもう一度考えてみなければならないのだと思う。柔らかければいいってもんじゃあねえだろ?っと、私は思っています。本当のパンとはどういうものであるかを知って、それを正しく味わえてこそ、真のパン好きになれると思うのです。
京都にはパン屋さんが多い。街には必ず一軒は、自家製のベーカリーがあります。近所に何軒かのパン屋さんが並んでいる地域もあります。京都は、添加物を入れて、無理に柔らかくしたパンを、ありがたがらない土地柄なのです。私の好きなパンは、志津屋さんの「カルネ」です。丸いパンを半分に割って、ハムとスライスした玉ネギを挟んだ、単純なものですが、これがおいしい。他のパン屋さんが作った、似たようなパンを買ったこともありますが、私は志津屋さんが一番だと思っています。1個140円。京都駅の八条口にもお店がありますから、新幹線に乗る前に買っておくと、小腹が空いたときに助かります。
http://www.sizuya.co.jp/top.html
バンクーバー、川口悠子、残念。
中国の申雪、趙宏博は、美しく、涙が出るほど完璧でした。あの演技の裏には、国の威信を賭け、自分の信念を貫いて、微塵の妥協も許さない、血の滲む孤独の練習の日々を想わせます。中国という国が、「美」でも「技」でも本物の世界水準であることを示しています。マスコミにチヤホヤされる、日本の選手団には、学んで欲しいところです。「チッ、ウッセーナ」なんて、恥の極みです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B3%E9%9B%AA
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100216/oai1002161653012-n1.htm
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