謎 Da Vinci code
It's sometimes useful for us to appreciate masterpieces of famous artists such as Leonard.
もう30年以上も前のこと、一人旅をしました。行く先は当時の憧れの地、ヨーロッパでした。大学生協の企画したツアーで、3週間、ほとんどフリーで、20 万円をきる価格でした。当時としては破格でしたが、1ドルが360円の時代ですから、決してお安くはなかったのかも知れません。
ミラノを散策し ていた折、それとは知らず、サンタ・マリア・デレ・グラーツィエ聖堂 を見学したのですが、薄暗い通路を抜けて、ある部屋に入ったとき、目の上の白壁にその絵がありました。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」でした。 当然修復前ですから、擦れた色調で、本物か?と訝ったものです。私以外、他に見物の人はおらず、見張りの人もいない、しんとした状況で、その絵と向き合っ たのです。今なら、入場者制限や、撮影規制などと大げさな状況ですが、当時は、ただの食堂の壁絵でした。
今、世界を揺るがすベストセラーと映画で、知らぬ人とてないスポットになってしまいました。作者はフィクションだと言っているそうですが、人間の本性が、歴史の暗闇から、語りかける密かな言葉に、そっと耳を傾ける日々です。
Labels: Leonard Mary of マグダラのマリア 謎 サンタ・マリア・デレ・グラーツィエ聖堂 レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐 ダヴィンチ・コード