タイトルだけで、何を言いたいかがわかる、のでこれでおしまいでもいいのですが。
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1182497625/l50
今手元にある「ありふれた長崎」という書(松村明著:2010年、窓社刊)を著者は
「8月9日<今日長崎原爆の日>を伝える新聞記事が、100字以内でしか扱われないことが起きている」と書き起こしています。
また戦時中のエピソードとして、「<戦争は最大の罪悪である>と述べたのは竹中彰元帥。彼は、1937年に日中戦争を批判。<このたびの事変に就て他人は如何に考えるか知らぬが、自分は侵略のように考える。徒に彼我の生命を奪い、莫大な予算を費い、人馬の命を奪うことは大乗的立場から見ても宜しくない。<戦争は最大の罪悪だ>として反戦を唱えた。その結果、陸軍刑法で禁固刑を受け、宗門の真宗大谷派本山より免職処分された>と紹介しています。
人間の生命と幸福を最も大事にしなければならないはずの宗教さえ、戦争に加担していた恥ずかしいお話ですが、同じく戦争に加担したマスコミが、いままた、被爆問題の隠蔽・幕引きに転じていっている様子が明らかです。
とくにNHKの報道はひどい。タイトルにあげた3県は、いずれも先の戦争の犠牲を、世界レベルの悲惨さで、今も被り続けている県です。NHK をはじめとする戦争にまつわるこれら3県の報道は、毎年毎年その悲惨さを強調して、「可愛そう」という姿勢に終始しています。出演者も「この事実を後世に 伝える」ことの重要性を吐露して、それでおしまい、というお粗末な編集です。こんな悲しい出来事が二度と起こらないことを祈る、レベルの意識では戦争はなくなりません。戦争が金儲けになる現実をなくさないと、ダメ。
http://qa.fresheye.com/qa/view.php?qid=1344871108&kw=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB
http://www.workers-net.org/wk87item.html
「広島、長崎、沖縄」に共通するのは、アメリカの戦争犯罪です。これを明らかにして、その責任をとらせる姿勢に立たなければ、日本の戦後はあり ません。沖縄はまだ占領されています。アメリカはイランや北朝鮮の、まだありもしない核兵器を云々してその危険を強調していますが、世界で最も大量の核兵 器を実際に保有して、しかも、現実に使用したことのある唯一の国です。最も危険で破廉恥なのはアメリカなのです。今年、国連の事務総長が始めて広島の平和 式典に参加されました。これまで何故参加してこなかったのかといえば、原爆を落としたアメリカを攻めるように受け止められるのを恐れたからだったというで はありませんか。国連はアメリカが怖いのです。歴代日本政府も、アメリカが怖い。オバマが広島と長崎に来て、被爆者に謝罪するのが筋です。そして、しかる べく戦後補償をしなければなりません。
それにしても、広島の平和式典の中継を途中で打ち切って潘基文(バン・キムン)国連事務総長の挨拶を放映しなかったNHKの汚さは何なんだと、情けなくなる。潘基文さんは、ヒラリーに「あなたも式典に参加すべきだ」と電話しています。そのことを何故、報じないのか?
NHKの、戦前、戦中の大政翼賛時代の報道と、何一つ変わらない反国民性は何故なんだろう。これで聴取料を払え、なんてよくも言えたものだと、腹立たしい気持ちでいっぱいです。NHKは当時は報道で軍部の協力した、汚れた歴史を持っているのですから、広島についても責任の一端を担うべき組織です。
http://www.jiji.com/jc/v?p=vs_end-of-pacific-war19
http://www.2ch-vivi.mydns.jp/2010/04/post-356.html
5月3日、イラン大統領は「米国は、日本に対して核兵器を使いながら、どんなふうに政府間会議のメンバーで居られるというのか」と、その35分 間の演説で攻撃を加えた。同時に彼は、ワシントンが「イラク戦争の間に劣化ウランを使った兵器」を使用したことを非難した。正論だよね。だけど、日本では 報道されないんですよね。日本には報道の自由がないのです。アメリカ寄りの報道だけが、許されるのです。
http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/355.html
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070501000456.html
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/20100228-OYS1T00396.htm
選挙に勝つまでは、「アメリカと対等に」と豪語していたあの鳩山さんだって、いざとなると、「アメリカがダメだと言ってるんだよ」と福嶋に愚痴っていたとか。
戦後の広島、長崎の原爆被害者の調査も、「アメリカの心象をよくするために」という理由で、直ちに英訳して、あの細菌部隊である731部隊の資 料とともに、アメリカに提供されました。その直前まで、「鬼畜米英」と言って、徹底抗戦し、一億玉砕する方針だったはずなのに、なんたる卑劣な身代わりを するのか。こんな恥ずかしい国は他にない。
結局被爆者のデータは、被爆者救援のためには使われなかったのです。被爆者はモルモット呼ばわりされて、爾後病苦の上に、差別がのしかかり、凄 惨な戦後を迎えることになります。戦争被害者を差別の対象にするなんて、なんて恥ずかしい国・・。アメリカは広島の原爆被害の調査結果をもとに、ソ連の主 な都市を攻撃するには、何発の原爆が必要か、という戦略に役立てたのだそうです。
吉永小百合さんも、戦争の悲惨さを訴えるだけでなく、もう少し突っ込んで、真に平和を求める姿勢に立ってく れるといいのですがと、毎年思います。何だか「高いところからの哀れみ」みたいな気がしてなりません。
広島や沖縄をみるときに、「こちら側からあちら側を」みる姿勢が、そもそも戦争に突入していったときの軍国主義者たちの視線と変わらないように思えて、ゾッとします。戦地で目にした朝鮮人や中国人の被害者たちを、兵士たちは「あちら側」のものとして哀れんだことでしょう。
平和とか反核とか、きれいごとや、みんなで惨めさを共有することでは実現しないです。現実に核兵器を使った国の責任を追及して、さらに、ブッシュのように、戦争で儲ける死の商人たちに奉仕する政権が存在する限り、戦争はなくなりません。ベトナムで、イラクで、アフガンで、同じ惨めさで金儲けし続けている奴らが、いるのです。そこにメスを入れないで、ただ、自分の傷を見つめているだけでは、何も変わらないということです。
アメリカは今、北朝鮮を威嚇するために黄海での演習を企てています。これに中国が神経質になるのは当然です。そもそも、あの魚雷事件も、ロシア の調査団は北朝鮮の仕業だという証拠を見つけることができなかったと言っています。中国も同様です。アメリカと韓国だけが、北朝鮮の仕業だと言いつづけ て、国連での制裁を提案してきました。日本はその事件について、何の独自の調査もせずに、ただアメリカの尻馬に乗っています。韓国の軍部内でも、あれはア メリカがやったのではないかとの疑惑が払拭されていません。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/05/1005j0521-00001.htm
広島、長崎、沖縄は、今も、全世界に平和への真の道筋を訴えかけています。冷静に、客観的に、その声に耳を傾ける静かな理性が、世界の声になることを祈ってやみません。
目を覚ませ、日本人。広島も、長崎も、沖縄も同じ日本の問題じゃあないのか。
http://news.ameba.jp/eigacom/2010/01/54356.html
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